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日本古来からの服装である(はかま)には、長い歴史の変遷の中で作られた様々な種類があります。男袴といわれている馬乗袴、女袴といわれている卒業式用の行灯袴、狂言などの仕舞袴、日舞などの舞袴、神職用の差袴・捻襠袴・緋袴・巫女袴、ポルトガル語が語源の軽衫袴、武道用の袴、さらには、遠山の金さんで有名な長袴まで様々です。

また、袴の着こなし方も、馬乗袴などの男袴は腰でとめるのに対して、大学などの卒業式用にレンタルする女袴の行灯袴は胸の下でとめます。このように、一口に袴と言っても、その種類や着こなし方には大きな違いがあります。

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平袴(ひらはかま)とは

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 平(ひらはかま)とは、男子袴(ばかま)の一種で、江戸時代の享保年間(1716~1736)に肩衣と袴を別裂で作る繋上下が現れ、やがて袴はそのまま独立したものとなり、肩衣がなくなりました。この独立した袴を平袴と呼びました。袴の長さは、足のくるぶしまでありました。この袴も現在の女子大生が卒業式においてレンタルで着用している袴とは、形状も長さも全く異なるものです。

 平袴は、江戸時代の享保~宝暦(1751~1764)頃になると、裾の長い小袖を着用するために袴の襠の位置が低いものへと沙汰に変化を遂げていきました。平袴のことを当初は、「町人仕立て」と称して武士は着用しませんでしたが、天明(1781~1789)の頃になるとその便利さから武家の間にも広がり、平袴は幅広い階層に受け入れられて流行を見せました。

 平袴の形状は、小袴の括緒(くくりひも)のない形の袴の一種で、まちの低いひだの少ない、幅の狭い袴で、相引の位置も同じく低くなっています。平袴は、座ったり歩いたりしやすく、江戸時代の普段着として用いられていました。平袴の生地も仙台平、紬、絽、木綿と多種に渡っており、当時、最も一般的な袴でした。平袴のまちの高くなったものを馬乗袴といいいます。江戸時代に平袴が用いられるようになってから、徐々にまちの低い平袴はすたれ、馬乗袴だけが用いられるようになりました。

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このページは、jyouhouが2008年8月16日 11:44に書いたブログ記事です。

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